電気電子通信工学科
研究室紹介
ナノエレクトロニクス研究室
教員 | 小長井 誠 特任教授 野平 博司 教授 澤野 憲太郎 教授 星 裕介 准教授 |
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学部生 | 男子30名/女子2名 |
院生 | 男子19名/女子3名 |
研究室の場所 | 世田谷キャンパス 半導体特別研究棟・3号館3階 等々力キャンパス 総合研究所 2階・地下1階 |
原子層レベルで結晶を作製する装置。作るものはナノの大きさですが、装置は大型。メンテナンス作業は学生みんなで力を合わせます。
研究内容
エレクトロニクスの持続可能な発展のために
シリコン(Si)という半導体材料は、私たちの生活には欠かすことができません。スマホの頭脳である集積回路、車など高電圧を制御するパワーデバイス、再生可能エネルギーとして年々導入の進む太陽電池。すべてにSiが使われています。しかし最近、それらの性能向上に限界が訪れようとしています。私たちは、Siの上への新しい高性能材料の導入や新しいデバイス構造の提案によって、性能向上の限界を乗り越え、社会の継続的、持続可能な発展を可能にすることを目指しています。
社会との関わり
よりエコな社会のための基盤技術を作ります
私たちが研究している新しいデバイスが完成すれば、現在世界中の人が利用している電子機器の中に組み込まれ、また家庭の太陽電池にも導入されます。目に見えないところで、エコな社会の実現に貢献することを目指しています。
目指す未来
今後数十年の情報通信、エネルギー技術の発展へ向けて
今日の情報量の爆発的増大によって、消費電力の膨大化が世界的に問題となっています。私たちの開発する新しい半導体ナノデバイス、パワーデバイス、太陽電池によって、AIやIoTの基盤となるデバイス技術の革新、世界中のエネルギー消費問題の解決を目指しています。
- 主な卒業研究テーマ
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- ゲルマニウムを用いた超低消費電力・光・電子融合素子開発
- 超高移動度歪みGeデバイスのためのMOS界面形成
- SiCパワーデバイスの高品質MOS界面形成と原子結合状態評価
- 量子構造を導入したシリコン系高効率太陽電池開発
- 主な就職先・進学先
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- 富士通(メーカー)
- 京セラ(メーカー)
- ローム(メーカー)
- 東芝(メーカー)
- TDK(メーカー)
- リコー(メーカー)
- 日本無線(メーカー)
- 三菱電機(メーカー)