電気電子通信工学科

研究室紹介

電気応用研究室

教員 江原 由泰 教授
学部生 男子7名/女子2名
院生 男子8名/女子0名
研究室の場所 世田谷キャンパス 10号館3階
研究内容

沿面放電やコロナ放電は高いエネルギーの電子を発生し、エネルギー効率の良い放電化学反応を生じます。

研究内容

高電圧技術により持続可能な社会を目指す

放電・プラズマ等で発生する電子やイオン、その他の活性種などによる反応を応用する研究です。オゾンを生成するリアクタの開発をはじめ、NOxやVOC、PMなどの有害物資除去を目指した、環境負荷低減技術を対象としています。また、植物工場などに用いられている水耕栽培に着目し、プラズマにより農作物の成長促進システムを開発しています。さらに、電力機器・設備に用いられる高分子絶縁材料の、部分放電劣化診断なども手掛けています。

社会との関わり

放電プラズマ技術の応用により革新的実用モデルの開発

放電プラズマを応用して革新的な電気集じん技術を開発し、実際の高速道路トンネルに設置されています。現在、海洋汚染問題の解決策として船舶の排ガス浄化装置や、中国で問題視されているPM2.5を捕集する革新的な装置を、企業との共同研究により製品化を目指しています。

目指す未来

放電プラズマ技術で環境汚染物質をゼロエミッション

放電プラズマ技術で環境汚染物質をゼロエミッションPM2.5などの大気汚染は、深刻な社会問題となっています。このような人類の最終課題に対して、放電プラズマはクローザとして期待されています。独自に開発した技術により、環境汚染物質のゼロエミッションが可能となり、持続可能な社会の確立を目指しています。

主な卒業研究テーマ
  • 船舶用ディーゼル排ガス中のNOx・PM革新的同時処理技術
  • 植物工場における放電生成物による農作物への成長促進作用
  • 電力機器・設備における高分子絶縁材料の部分放電劣化診断
主な就職先・進学先
  • 東京急行電鉄(陸運業)
  • 三菱自動車(輸送用機器)
  • 富士電機(電気機器)
  • 三菱電機(電気機器)
  • 東京電力(電気)
  • 東北電力(電気)
  • キリン(食料品)
  • 日本製粉(食料品)
  • キヤノン(精密機器)
  • アズビル(電気機器)