研究室の特色
情報通信と電力工学が融合し革新的な電力をはじめ社会インフラシステムへのソリューションの提案とそれらに基づく持続可能な社会の実現と信頼性向上方策を展開しています。
メンバー
特任教授 | 天雨 徹 |
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研究分野 | 発変電工学・配電工学・電気法規及び施設管理・情報通信・電力工学 |
研究テーマ | ●デジタル変電所 ○グリーン水素利活用 ●配電自動化システム |
研究内容
情報通信技術の先端領域に焦点を当て,特にIEC 61850という国際標準に基づくスマートグリッド通信の研究を行っています.マルチベンダのIED(Intelligent Electronic Devices)やSCADA(Supervisory Control and Data Acquisition),L2スイッチを組み合わせた実験を通じて,電力システムのデジタル化とスマートグリッドの研究に注力しています.この分野では情報通信と電力工学が融合し,持続可能な電力供給とインフラの信頼性向上に寄与しています.学生や産業界との連携を重視し,次世代のエネルギーシステムに貢献する革新的なソリューションを提案しています.
社会との接点
電力系統保護リレー技術に焦点をあて、社会貢献する人財の育成をめざしています。
「電力システムの未来をICTでデザインする」
「技術革新を支える理論と実装の両輪で研究に取組む」
研究室の横顔
共同・受託研究相手先との議論を通じて、社会実装を進めている。設備見学と実践、ゼミ生との様々なところで懇親を深めています。
主な卒業研究テーマ
- IEC 61850を適用したデジタル変電所に関する基礎研究
- フォトグラメトリを用いた3Dモデルの精度向上に向けた評価
- アーク溶接における母材裏側の溶接面積を用いた自動制御手法の開発
- ブロックチェーンを用いた電力取引における約定アルゴリズムの開発
- 直流遮断器設計における消弧室の密閉小型化を目標としたアークプラズマに関する研究
- デジタル変電所監視制御親局の構築に向けた電圧調整リレーの作成
- 国際標準規格IEC 61850を用いた配電自動化システム高度化に向けた取り組み
- 太陽光発電システムと蓄電池の最適な容量を見つける研究
- 水素設備の普及可能性についての研究
- エッジコンピューティングデバイスを用いた高圧配電系統における地絡事故区間特定と極限化
- デジタル変電所における保護制御システムの検討
- グリーン水素製造技術の適用可能性研究
主な就職先
メタウォーター、富士電機、シャープ、東光高岳、タツノ、パナソニック、NTT、アクト,FITEC他