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「電気電子通信工学科」です!

はじめに

電気電子情報工学科は、2007年4月から「電気電子工学科」に名称を変更しました。

大型計算機が広く使われるようになり始めてから、すでに40年が経過しています。現在では、その当時の大型計算機以上の機能をパーソナル・コンピュータでも有しており、「情報」の分野は目覚しい発展をとげています。その結果、コンピュータは、あらゆる分野において必需品となっています。工学の分野で仕事をしていく上では、コンピュータを使いこなせる事は必要条件になっています。工学の分野で求められる「コンピュータを使いこなす」とは、WordやExcelあるいはE-mailといった既存のソフトを利用できるのは当然であり、データの収録、データベース作成やデータ処理、更には制御にまで利用できることを意味します。つまり、現在では工学、特に電気系の勉強を重ね、将来その分野で仕事をしていく上で、コンピュータを用いた情報処理技術は当然身につけていなければならない基礎知識と位置付けられます。そこで、私たちは、情報処理技術は工学の分野において当然身についていなければならない基礎学力、つまり、読み書き計算(いわゆるリテラシー)の一つと位置付け、あえて学科の名称から「情報」をはずすことにしました。

名称から「情報」の文字が消えても、情報処理技術は当然、工学の基礎としてしっかりと身につけた上で、「電気・電子」の分野を掘り下げる勉強をする学科であることを強く主張するために学科名称を変更するものです。

学科の特徴

電気電子工学科では、リーダとなれる技術者・研究者を育てることを目指し、以下のような方針を基に効率的なカリキュラムで、社会で活躍できる人材を育成する教育を行います。

(1) 少人数クラスで基礎学力の涵養

リーダとなるためには、上辺だけの付け焼刃の知識だけでは役に立ちません。まず、基礎を固め、その基礎を基に応用の勉強・研究を行う必要があります。工学の分野では「数学」、電気の分野では「電気回路」と「電気磁気学」、そして「コンピュータのリテラシー」は、卒業後どのような分野に進むにしても、土台となる科目です。このような重要な科目は、2年生のときに、少人数のクラス編成で演習と並行して勉強を重ね、力がつくようにしています。

(2) 多くの体験・実験を通した応用力の養成

1年生から3年生まで、実験科目があり、特に2年生と3年生では電気・電子の実験に取組み、レポートの作成を繰り返します。これらの経験を通して、広範囲にわたる電気電子技術を教科書だけでなく、実際に触れて現象を目の前で見ることで、ワクワク・ドキドキ感が味わえる他、現象の理解も深められ、あわせて、レポートという「文字」と「図」や「表」で、相手に伝える力を養います。

(3) 発表の経験を重ね、上手なプレゼンテーションの技術を習得

実験のレポート提出の後に行われる面接、そして卒業研究に取組む過程で経験する多くの発表を繰り返すことにより、人前で話す力、説明する力、理解させる力、質問に答える力が身につきます。

(4) 実社会で活躍する先輩による講義を通して、技術者としての目標設定

1年生の前期には「フレッシャーズセミナー」、3年の後期には「先端工学」が用意されています。講師は一流企業の研究・開発部門で活躍している先輩方です。これらの講義を通し、工学の分野で働くことの意義、その充実感、世界の最先端分野で求められている知識、それに立ち向かう技術者の苦労談と充実感などを聞かせてもらい、自分が技術者として成長していく将来像を設計する糸口にしてもらい、有益な学生生活を送るきっかけにしてもらいます。

学科が期待する学生像

電気電子工学科をチャレンジしようとしている皆さんは、以上のようなカリキュラムに戸惑わないようにするために、高校の段階で数学の実力をしっかりと養うとともに、物理や化学を勉強しておくことが重要です。

数学や物理は、知識を積み重ね、問題を数多く解く経験をすることが重要です。その過程で、なぜ?といった疑問を持つ習慣をつけてください。受験勉強を進めていくためには、丸暗記が一番手っ取り早い方法でしょう。しかし、丸暗記した内容はすぐ忘れてしまいがちです。疑問を持ち自分なりに考えた上で納得した事柄は、いつまでも記憶に鮮明に残っています。このような習慣を身に付けた諸君を待っています。
数学や物理は、知識を積み重ね、問題を数多く解く経験をすることが重要です。その過程で、なぜ?といった疑問を持つ習慣をつけてください。受験勉強を進めていくためには、丸暗記が一番手っ取り早い方法でしょう。しかし、丸暗記した内容はすぐ忘れてしまいがちです。疑問を持ち自分なりに考えた上で納得した事柄は、いつまでも記憶に鮮明に残っています。このような習慣を身に付けた諸君を待っています。

 

数学、物理や化学という理系で必要な基礎科目の習得はもちろんのこと、国際化社会で最重要な「英語」と「コミュニケーションスキル」、また、「国語」、「政治・経済・法律・歴史」は、社会人になってから、非常に大きな武器になります。幅広い知識を持ち、鋭い感性・感覚を持ち、他の人とは違う新しい斬新なアイデアで社会を切り拓く人間が、今、求められています。したがって、国語や英語、政経・地歴にもしっかりと高校生の間に取組んでください。受験勉強の中で、本を読む時間は作りにくいでしょうが、文章をたくさん読むことも心がけてください。

電気電子工学科では、高校での勉強をきっちりと習得し、その上で、社会に羽ばたくことができる人材の育成に、最大限の力を注ぎます。なお、新しいカリキュラムでは補習授業(リメディアル教育)も用意されていますので、理解が不十分な部分が残っていても、後はやる気さえあれば、伸びて行くことができるはずです。やる気、向上心を忘れないでください。

AO入試について

東京都市大学では、複数の入試があります。AO入試でチャレンジすることを考える方は、下記に関わる内容を実践し、それをアピールする証拠があれば、それを積極的にまとめてチャレンジしてみてください。実社会での経験を持つ方はこのような経験をたくさん持っているものと思います。したがって、社会人の方も是非AOを利用して、必要に迫られた分野の勉強をもう一度トライアルしてみることを考えては如何でしょうか。これまでに、

・おもちゃや時計、あるいは電子機器やパソコンなどを分解したことがありますか?
(直せなかった経験はありますか?それが貴重な体験なのです)
・のこぎりやペンチ、金槌、ドライバーあるいは半田ごてを使ったことがありますか?
・プログラムを自分で組んだことがありますか?
・自分でHPを作ったことがありますか?
・公式の丸暗記ではなく、何かに対して、疑問を持ち、疑問に対して自ら調べたり、考えたりしたことがありますか?
・ニュートンなどの科学雑誌をよく読みますか?
・新聞記事で、科学欄などをよく読みますか?
・リーダとして仲間を引っ張り、何かを成し遂げたことがありますか?

AO入試をチャレンジしようと考えている皆さん!

自分だからこそ実現できた内容を、わかりやすい文章と証拠を添えて、実績をしっかりとPRしてください。
・科学技術に関わる取組み
・文化・学芸に関わる取組み
・スポーツへの取組み
・資格の取得(電気主任技術者など)
・その他、ボランティア活動などの取組み

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