研究室の特色
- 次世代小形無線機およびネットワーク技術の研究
- 共同研究・学会等でのコミュニケーションを通して研究成果の実用化をイメージしながら無線通信システムについて専門性を深める
- 無線通信技術を土台として全ての分野に通じる基礎理論を習得する
メンバー
准教授 | 平野 拓一 |
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院生 | 5 |
学部生 | 8 |
研究内容
現在,あらゆる機器がネットワークにつながり,より豊かな社会の実現に向けたIoT(Internet of Things)の研究が注目を浴びています.本研究室では,そのような社会の実現に向けた,小型無線機システムおよびネットワークの研究を行います.無線機システムの研究には集積回路,アンテナ,変復調・信号処理技術,伝搬と広い知識が必要になります.数mm角の無線機実現を目指して研究を行います.また,現在の高度な要素技術を組み合わせたネットワークシステムの提案を行います.
社会との接点
共同研究および展示会への出展を通して産業界の方々と情報交換し,実用化に向けて,真に社会に役立つ技術の開発を行います.また,国内外の研究者と補完しあいながら協力して研究を進めます.
研究室の横顔
社会に役立つ技術の研究を行うことが目的ですが,試行錯誤で動けばいいというものではありません.もちろん,試行錯誤で動くのを確認することは価値あることですが,大学は基礎研究を行う場なので,理論(数学・物理),シミュレーションを通して原理の追究,モデル化と理論の整理を行います.このように,現象を一般化して眺めることで,他の問題にも用意に適用できるような応用力が養われます.大学で学んだことが社会に出て役立つかどうかは,どれだけ理論の応用力が養われているかにかかっています.ゼミではこのような議論を通して,学部生は社会に出ても役立つ基礎能力を養い,大学院ではさらに学会・論文発表を通して自ら考えて時代の要請に応えられる技術者・研究者の育成を行います.
主な卒業研究テーマ
- ミリ波・テラヘルツ波応用
- 小形無線機の開発
- MIMO, OAM通信技術
- 伝搬特性を考慮した通信方式の検討
- 伝搬モデル化の研究
主な就職先
通信機器関連,メーカー,ソフトウェアエンジニア,通信事業関連会社,地方公務員.