研究室の特色
- 無線を用いる各種通信システムに関する基盤技術の研究
- ブロードバンドモバイル通信を提供するために必要な無線伝送,無線回線制御に関する基盤技術を習得できる
- 自分で実際に考え,手を動かして(プログラムの作成,実験など)技術を体得する姿勢を身につけるよう指導します
メンバー
教授 | 佐和橋 衛 |
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院生 | 男子4名,女子2名 |
学部生 | 男子9名,女子2名 |
研究内容
第4世代携帯電話(移動通信)方式,および,さらに次世代の携帯電話方式,無線LAN(Local Area Network)などのギガビット級のピークデータレートを実現する将来の無線通信システムにおける基盤技術の研究を行なっています.将来の無線通信は,インターネットと整合性の良いパケットと呼ばれるブロック単位での効率的な伝送が適用されます.本研究室では,高速・広帯域の無線インターネットサービスを低価格で提供するために必要な効率の良いパケット無線通信の無線伝送技術,無線リソース(時間,周波数)制御技術,無線回線制御技術の研究を行なっています.
社会との接点
どこでも使えるという無線の利便性の観点から携帯電話を始めとして携帯無線端末を用いるインターネットサービスの需要が飛躍的に増大しています.また,大容量のデータのダウンロードや高精細動画像のサービスの需要も近年増大しています.本研究室では,産業界の実用化研究に貢献できる基盤技術の研究を行なうとともに,将来,このような産業界で活躍できる人物を育成します.
研究室の横顔
NTTドコモを始め主に無線通信関連の企業からの協力を受け,サポートしてくれる企業と密接に連携して研究を推し進めていきます.また,学会発表も積極的に行なっています.
主な卒業研究テーマ
- 第4世代携帯電話方式(IMT-Advanced)の広帯域無線アクセスの研究
- 無線伝送路の高精度推定技術の研究
- 移動通信チャネルにおける誤り訂正(チャネル符号化)の特性評価の研究
- 移動通信における高効率再送制御技術の研究
- MIMO(Multiple-Input-Multiple-Output)チャネル伝送技術の研究
- 送信及び受信ダイバーシチ技術の研究
- アダプティブアレー受信/送信技術の研究
- スケジューリングを用いるパケットアクセスの研究
- 無線リソース(時間,周波数,コード)の制御技術の研究
- パケットアクセスにおけるリアルタイムトラヒックの高効率多重の研究
- 基地局間協調送信/受信の研究
主な就職先
(院生含む)NEC,NEC通信システム,日立製作所,日立工機,日立オートモーティブシステムズ,NTT-ME,ネットワンシステムズ,ドコモエンジニアリング など